SEEDS

事業紹介

Challenge to paradigm shift
for personalized medicine

がん免疫細胞療法

NPT001-HTY

「NPT001-HTY」とは、食道がんに対するネオ抗原ペプチドを負荷した抗原提示細胞(樹状細胞)ワクチンです。 がん細胞は遺伝子変異で生じますが、この時に変異遺伝子に由来する変異ペプチド(ネオ抗原ペプチド)が細胞表面に発現することが知られています。

「NPT001-HTY」は、このネオ抗原ペプチドを標的としたがん免疫細胞療法です。 「NPT001-HTY」の製造工程は、内視鏡等で食道がん組織を採取しそこに発現するネオ抗原ペプチドを網羅的に遺伝子解析・探索し、高い治療が期待される5種類のネオ抗原ペプチドを選定し合成します。

続いて、同じ患者の血液から単球と呼ばれる細胞を分離し、独自の培養技術を用いて抗原提示細胞(樹状細胞)へと分化させます。この細胞に5種類のネオ抗原ペプチドを負荷した製品が「NPT001-HTY」です。

「NPT001-HTY」を患者に投与すると5種類のキラーT細胞がネオ抗原ペプチドの情報を記憶・活性化し、記憶したネオ抗原ペプチドと同じものを発現するがん細胞を見つけ、サイトカインを放出することでがん細胞を攻撃します。